2016.07.13

「オリジナル家具制作Ⅰ」

 

前回の記事でデザインが決まったオリジナル家具。

いよいよ制作開始です!

 

まずはじめは、shopbotというデジタル加工機で板材から、

家具のパーツを切り出さないことには始まりません。

(4×8板サイズの木材を加工できるshopbot)

これはかなりの時間を要する加工作業です。

家具のデータ制作からshopbotでの加工は、VUILD design&management

秋吉さんにお願いしていました。パーツの切り出しはおよそ1週間…!

工房にこもって作業していただいた秋吉さんより、進捗メールが写真とともにオフィスに届き、

そのたびにわくわくしていました。

 (接合部もデジタルデータでぴったりに作ります)

 (仮組み中。テーブルの骨格が少しづつ見えてきます)

 (いざ、神保町へ!)

 

こうして工房で作られた家具パーツが

ひとつひとつ大事に梱包されて神保町に届き、

いよいよ組み立て作業!
秋吉さん指導のもおと、順々にパーツをはめていきます。

まずは4mのメインデスクから。

パーツをはめるのには木槌で叩いていくのですが、

 

(骨組みが完成!)

 

ここで問題発生!!

なんと、天板がはまりません!

なんでも、shopbotで加工するデータ制作ではサイズぴったりにデータをつくり、のちに接合部だけはすっぽりはまるように少し余裕を待たせる「オフセット」という機能があるんです。通常の木工の加工機械では、その数ミリの余裕も計算して図面を引くのに対し、ボタンひとつでそれと同じことができるオフセット。

とっても便利なのですが、忘れるとそりゃもう大変。。。

 

なくなくはめ込むはずだった、はまらない溝を大きくすることに。

はじめはハンディサンダーでやすることも試みるものの、これはかなり気の遠くなる作業。。。

もっと早く、削ってはめることはできないか。

そこで、デジタルとは程遠い「彫刻刀」を使ってみんなで削ることに。笑

オフィスの隣、文房堂でそれを手に入れ、ひたすらみんなで削る!!!

もう、みんな無心すぎて写真もありません。笑

 

削り終えたものから上に置いていくものの、次は天板同士の接着に苦戦。

 

 

40、180、240、400、何度もヤスリがけと

クランプで必死の接着!

 

そして、ようやく「コアメンバーのワークスペースとなるデスク」となる4mの机が完成〜!

 

  

今回はなかなか心が折れそうになるハプニング続きでしたが、

まだまだ制作は始まったばかり!次は、

「我らがボス、筧さんのデスク」と「すずらん通りに面したベンチ」の制作に取り掛かります!

 

〜おまけ〜 神保町ごはん「スヰートポーヅ」

この日は、餃子専門店「スヰートポーヅ」でお昼ごはんです。

メニューは、餃子・ライス・お味噌汁のみ!

神保町のお昼時にはいつも行列をなすこのお店、ぜひ行ってみてくださいね〜!