JINBOCHO 1213
デジタル技術で、家づくり・オフィスづくりが変わる
ここの壁と柱にピッタリおさまる棚をつくりたい。
ポストイットとペンがすぐに出てくる打合せテーブルが欲しい。
人数にあわせて柔軟にワークショップを開催したい。
働き方、住まい方にぴったりな空間を作りたい。
3Dプリンター、shopbot、レーザーカッター……
デジタルファブリケーション技術を活用することで、
そんな空間づくりに誰もが簡単に取り組める時代が目の前です。
2016年秋に開設予定のissue+design神保町オフィスを舞台に、
メンバー全員がこれからの働き方を議論し、コンセプトを固める。
コンセプトを実現する空間とインテリアを設計する。
天井を落とし、壁を塗り、床を剥がし、フローリングを貼る。
3Dデータを制作し、木材を切削・加工し、組立て、塗装する。
みんなのオフィスづくりプロジェクト、JINBOCHO1213始まります。
背景
issue+designでは、2011-2012年に経済産業省による「生活者起点によるものづくり研究会」に代表の筧が参加して以来、デジタルファブリケーション技術の進化で、生活はいかに変わり、地域にどんなインパクトをもたらすのか、そんな「デジタルファブリケーション×地域生活」をテーマにした研究や実験的プロジェクトを重ねてきました。
その一環として、家づくり・オフィスづくりの未来を考える実験的プロジェクトを東海圏の木材産業をリードする後藤木材とともに、開始することにしました。
プロジェクトの4大方針
方針1 セルフビルド
床、天井、壁、机、棚など、オフィス内の什器類は原則的に全て自分で設計し、自分で加工し、自分で組み立てる (=デジタルファブリケーションの可能性を探る)
方針2 国産ひのき
日本の人工林の中で2番めに多いひのき(1番は杉)を素材として活用する (=国産ひのきの活用可能性を探る)
方針3 ワークショップ
オフィスで働くメンバーによる対話の場をもうけ、メンバーの働き方に適したものづくりを行う(=コレボレーション型デザインの可能性を探る)
方針4 オープンデータ
製作物の加工データ(3D CADデータ)はshopbot等の切削機器を使えば、誰もが同じものを作ることができるように全て公開する。状態を目指す。 (=オープンデザインの可能性を探る)
木材供給パートナー : 後藤木材株式会社(http://www.houscrum.co.jp/)
設計・デザインパートナー : 株式会社 VUILD design & managementhttp(http://vuild.co.jp/)