応募要項

テーマ

下記の3つのテーマからお選びいただくか、ご自身でテーマを決めてご応募することもできます。

  • 中高年の体が危機的状況です。不適切な食事、運動不足など、生活習慣に起因する病気、生活習慣病は日本人の死因の3 分の2 を占めます。メタボリックシンドロームの該当者も増加しており、その予備軍を含めると、40~74 歳の男性2 人に1 人、女性5 人に1 人と推計されています。生活習慣病を予防し健康寿命を延ばすために、現代人に不足しがちな運動を促し、日常生活の習慣とさせるために、デザインは何が可能でしょうか。

  • 孤立する高齢者が増えています。都市化で地域コミュニティは崩壊し、核家族化で独り暮らしが増加しています。地域や家族間の人間関係が希薄になり、精神的支えを得られない、辛い状況を相談できない人が増えています。年間26,821人、 1日73人の高齢者が誰にも看取られない中、孤独に亡くなっています。家族や地域の人々が、高齢者を支え、見守るために、交流する機会を増やし、不安をへらすために、デザインは何が可能でしょうか。

  • 日本人の心の闇が晴れません。1998 年から2010 年までの自殺者数は13 年連続で3 万人を超えました。自殺率はアメリカの2 倍、イギリスの4 倍と、先進国トップレベルです。うつ病、躁うつ病の患者数は2008年までの10年間に2倍以上に増え、100万人を超えました。自殺者の約3分の1を占めるのが高齢者です。お金や身体、人間関係に悩む住民を支え、悩みを軽減するために、心の闇をはらし一つでも多くの命を救うために、デザインは何が可能でしょうか。

  • 以上の3つのテーマ以外でも、高齢者は多くの課題を抱えています。あなたとあなたの大切な人の未来に向けて、あなたが重要だと考える課題を解決するために、デザインは何が可能でしょうか?

対象デザイン

課題解決に必要なプロダクト、サービス、場、仕組み、政策、空間、建築、ランドスケープ、まちづくり、グラフィック、ウェブなど領域は問いません。

賞金・副賞

入賞 3-5 点 (最優秀賞 30 万円、優秀賞 10 万円 × 2-4 点)

審査方法

1 次審査 : デザイナー(山崎亮氏、永井一史氏他)、研究者、行政・企業・NPO関係者など、テーマに関する様々な立場の審査員が「社会への貢献度」「実現可能性」「創造性・審美性」の3指標より選考いたします。
最終審査 : 上記審査員評価と市民投票の合計で選考いたします。

日程

デザイン提出 2012 年 9 月 1 日~ 9 月 29 日
1 次審査 2012 年 10 月上旬
1 次審査通過連絡 2012 年 10 月上旬
最終提案 2012 年 10 月末
最終審査 2012 年 10 月末
審査結果公表 2012 年 11 月上旬
優秀案プレゼンテーション 2012 年 11 月下旬

提出物

A4用紙(幅297mm ×高さ210mm)横4枚(補足としてプラス8枚使用可能)

シートの構成と枚数

  • 1枚目 : デザインアイデア
    あなたが提案するデザインのコアアイデア(コンセプト)を記してください。
    必要に応じて、アイデアを補足する説明文やビジュアルを配置してください
  • 2枚目 : 課題
    あなたが注目し、デザインの力で解決を試みた課題を記入してください。
    なお、課題とは、生活習慣病、無縁社会、ココロの健康に関して、解決しなければならない具体的な問題点のことを意味します。必要に応じて、課題を裏づけるデータ、事例、体験談、生活者の声などを記述してください。
  • 3・4枚目 : 説明1・ 説明2
    あなたのデザインアイデアをスケッチ、図表、写真、イラスト等のビジュアルや文章で、2枚以内で説明してください。
  • 5-12枚目 : 補足
    この8枚はあくまで補足のための参考資料として扱われます。1~4のシートでは書ききれなかったデータ、図表、スケッチ、文章等、自由にお使いください。

PDFもしくはパワーポイントのいずれかのフォーマットに限ります。

*ウェブサイト上で公開する関係上、文字の級数は20ポイント以上としてください。

*プレゼンテーションシートのサイズは10MB以内としてください。

*審査の公平性を保つために、シート内には氏名や所属等は記入しないでください。

応募方法

9月1日OPEN予定の「応募フォーム」ページにて必要事項を記載し、
ファイルをアップロードして、応募してください。

問い合わせ先

info@issueplusdesign.jp (実行委員会 インフォメーションデスク)
電話 : 078-322-6575 (神戸市 企画調整局 デザイン都市推進室内 担当:本田)

注意事項

本プロジェクトは日本が抱える地域課題を解決するために実施されるものです。そのため、応募されたアイデアは地域課題解決のために誰もが使用可能なコモンズと位置づけ、全て書籍やウェブサイト等で公開されることをご承知の上、ご応募ください。