issue+design「発見力」賞
まちの停留所
作者 : 鶴園 龍太郎 / 坂下 昌平 / 森 さやか / 平松 麻由子 / 河村 昇悟 /
講評
本作品はどんな地域にも必ず存在するバス停に着目し、「無縁社会」の解決策を発見した点が高い評価を受けました。以下が審査員のコメントです。
- 駅ではなく、利用者の多いバス停に着目したのがよい。バス停ならではのデザインが必要。規制緩和も。
- どの地域にも必ずあり、地域の人が集まっているバス停。そして電車と違い、時刻が正確でないため待ち時間を伴うこと。これらに着目し、「待ち時間」を関係作りの時間に変えるというアイデアが素晴らしい。ただし、スペースの関係などもあり、バス停のハードの改築には限界があるため、ソフトを中心に地域性を生かして色々な地域でできる仕組みへの進化を期待したい。
- 敬老優待乗車券などにより高齢者の公共交通機関の利用頻度は高い。日中などは高齢者が列をなす場合も多い。いつもバスで一緒になる人のことは、近所でも見かけたときもちょっと気になる。など、コミュニケーションが生まれやすい良い場を捉えたデザイン(私の通勤の主要交通機関はバスです。)