vol.1 海士人 隠岐の島・海士町の人々に出会う旅

島根半島沖約60キロに浮かぶ離島・島根隠岐郡海士町。
島のあちこちで見かける、この町のスローガン「ないものはない」
この言葉には2つの意味が込められています。


一つは、「ないものはない、なくてよい」という意味。
この島には都会にあるような流行の最先端のモノ、娯楽のための場所などは
何もない。そんな割り切りに近い感情を表現しています。


もう一つは、「ないものはない、大事なことは全てがここにある」という意味。
都会では失われた自然の恵み、近隣との人間関係、自給自足の生活、
ゆったりとした時間、人間が人間らしく生きるために必要なものが
すべてあることを表現しています。

そう!この島には他の地域と異なる特別な名所や景勝地があるわけではないのです。
一方、この島には個性的で魅力的な人生を歩む老若男女があふれているのです。

さあ、「ないものはない」海士町の人々と出会う旅のはじまりです。

定価 840円(税込)
サイズ B6  112ページ