神戸市では、「デザインの持つ美と共感の力」で社会課題を解決し、安心して暮らせる社会の実現を目指すプロジェクト、issue+designを実施しております。本年度の社会課題は「超高齢社会」。日本の高齢化率(65歳以上人口の割合)は2010年に23.0%に達しました。4人に1人が高齢者の世の中で、幸せに歳を重ねていくために、何が必要でしょうか?9月より開催予定のデザインコンペに先がけまして、issue+design流の「社会課題」の本質的な捉え方、解決のためのアイデア発想方法を、学び、実践するワークショップを開催いたします。市民の皆さんのご参加をお待ちしております。

日程(全5回)

8 / 2(木)10:00-18:00 @六本木(東京ミッドタウン デザインハブ)
8/28(火) 10:00-18:00 @多摩センター(東京海上日動システムズ・フューチャーセンター)
9/2(日)10:00-18:00 @赤坂(赤坂Bizタワー)
9/4-9/5(火水)1泊2日 @三浦海岸(マホロバマインズ三浦)
9/23(日)10:00-17:00 @多摩センター(東京海上日動システムズ・フューチャーセンター)  

テーマ

生活習慣病を予防し健康寿命を延ばすために、現代人に不足しがちな運動を促すために、
デザインは何が可能でしょうか。

お金や身体、人間関係に悩む日本人の心の闇をはらし、一人でも多くの命を救うために、
デザインは何が可能でしょうか。

募集期間

2012年6月8日(金) - 2012年7月8日(日)

募集人数

30名(応募多数の場合は応募時にご記入頂く質問で選考とさせて頂きます。
参加の可否は7月20日までにご連絡致します)

応募資格

大学生、大学院生、専門学生(学部・専攻不問)
以下の全日程に参加し、各回に求める課題を提出して頂ける方
issue+design competition 2012にアイデアを応募して頂ける方

場所

8/2(木) @六本木 (東京ミッドタウン デザインハブ)
8/28(火) @多摩センター(東京海上日動システムズ・フューチャーセンター)
9/2(日) @赤坂 (赤坂Bizタワー)
9/4-9/5(火水) @三浦海岸 (マホロバマインズ三浦)
9/23(日)@多摩センター(東京海上日動システムズ・フューチャーセンター) 

参加費

無料。9/4-9/5の宿泊費・食費(3食)は主催者が負担致します。 会場までの交通費等はご負担下さい。

申し込み方法

たくさんのご応募ありがとうございました。
ご応募頂いたみなさまには、7月20日までに参加の可否をご連絡致します。

日程・プログラム

⑴ オリエンテーション 8/2(木)10:00-18:00
【講義】日本の高齢化状況と行政の対策
【演習】ビデオエスノグラフィー:生活者の声から課題を探る
【演習】ワールドカフェ:高齢化の課題を共有する

⑵ デザインリサーチ 8/28(火)10:00-18:00
【演習】リサーチ結果の共有と課題抽出

⑶ デザインワークショップ
9/2(日)10:00-18:00
9/4-9/5(火水) 1泊2日の合宿
【演習】デザイン思考によるアイデア発想
【演習】シナリオ化:課題解決のアイデアをストーリー化する

⑷ プレゼンテーション 9/23(日)10:00-17:00
【演習】課題、アイデア、シナリオを表現する

講師プロフィール

筧 裕介 ( issue+design project デザイナー/ 工学博士 )

1975 年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京大学大学院工学系研究科修了。1998 年博報堂入社後、社会課題をデザインの力で解決するソーシャルデザイン領域の研究、実践に取り組む。共著書に「地域を変えるデザイン」「震災のためにデザインは何が可能か」など。「震災+ design 」にて2010 年グッドデザイン・フロンティアデザイン賞、「できますゼッケン」にて2011 年グッドデザイン賞、「親子健康手帳」にて2011 年キッズデザイン賞審査委員長特別賞他受賞。

山崎 亮 ( studio-L 代表 ) * 9/23 参加

1973 年生まれ。大阪府立大学大学院 農学生命科学研究科修了。京都造形芸術大学教授。建築・ランドスケープ設計事務所勤務後、2005 年にstudio-L を設立。公共空間のデザインや完成した公共空間を使いこなすためのプログラムデザインに携わる。studio-L代表。著書に「コミュニティデザイン」、共著書に「震災のためにデザインは何が可能か」「マゾヒスティックランドスケープ」「都市環境デザインの仕事」など多数。

角めぐみ ( インディ株式会社 代表/ NPO法人ハナラボ 代表 )

東京女子大学、武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業。2007 年にインディ株式会社を設立し、女子学生ための就活応援サイト「 ハナジョブ」を立ち上げる。女子学生とともに取材活動を行い、社会人女性と世代を超えた繋がりを作るワークショップを開催。NPO 法人ハナラボでは、女子学生が社会課題を解決するプロジェクトを企画・運営している。現在は山梨県北杜市にて、地域と地域、農村と都会をつなぐ事業を計画中。

岩井秀樹( Future Center デザイナー )

1958年生まれ。東京商船大学(現東京海洋大学)航海学部卒業2004年より地域での震災復興支援と知識創造理論にもとづく企業の組織変革に実践的に取組む。2009年に欧州での取組をモデルとして組織の未来課題を対話やデザインの手法で解くための場”フューチャーセンター”を企業内で立上げた。また、現在、震災復興支援のため石巻市で対話とデザインによる地域づくり支援を手掛けている。

清水恒平(グラフィックデザイナー/武蔵野美術大学 通信教育課程 専任講師)

1976年生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。2004年にデザイングループ「オフィスナイス」を設立。メディアを限定せずに、グラフィックデザインや編集を中心に活動している。2011年から新宿~御苑~四谷エリアのタウン誌『JG(ジェイジー)』の編集長として、紙媒体を中心にしながら、地域活性事業に取り組んでいる。現在は川口市を世界一健康な街にするプロジェクト「かわけん」の事務局としても活動中。


主催:issue+design 実行委員会 共催:神戸市

運営:(株)博報堂hakuhodo i+d / NPO 法人 ハナラボ / (株)studio-L  / NPO 法人 ミラツク

    /(株)フェリシモ

協力:東京海上日動システムズ / 日本デザイン振興会 / greenz.jp / 東京大学i.school