issue+design神戸市賞

震災予防アプリ“Haven”

作者 : 山崎聡 岡崎亜沙子

作者からのコメント

震災の被害を最小限に抑えるために本当に必要なことは何でしょうか。震災対策グッズはたくさん売られていますが、家の中に危険なスペースが実はたくさんあることは意識されていないように思います。私たちは、家の中の“危険なスペース”を見える化し、本当に大事なことに気付かせる、そんなスマートフォンアプリの提案したいと思います。

講評 (神戸市デザイン都市推進室 issue+design プロジェクト担当者より)

阪神・淡路大震災から15年以上が経過する中で、震災の経験・教訓を次世代に継承していくことが課題であり、それに対して、若い世代にとって身近なツールを用いて、自分の普段の生活の中に耐震を気軽に考える”きっかけ”を与えている点に好感を持ちました。また、この取り組みは、持続的に活用していくことで、様々な拡がりを持つ可能性があり、今回の他の提案とも連携の可能性もある優れた提案でした。今後は、昨今のスマートフォンの膨大なアプリに埋没しないような、例えば、次の写真撮影による家具の転倒の信憑性などを解決していくことや、実際の耐震に向けた行動にこのアプリからどう繋がっていくかが、より事業の実現可能性を高めていくと思います。

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