自転車通勤+デザイン

課題

快適な自転車通勤環境のためにデザインは何が可能か。 自動車・バス・電車等で通勤していた人たちが、いま、自転車通勤を検討し始めています。健康にも環境にもいい自転車ですが、 一方では事故のリスクなど多くの問題を抱えています。都市部での自転車通勤をより快適かつ安全なものにするために、デザインは何が可能でしょう。 ある特定の人物の通勤プロセスを想定し、そこで生じる課題を明らかにして、課題解決のデザインを提案してください。

応募要項

社会を変えるアイデアを、募集します。
このデザインコンペは、作品の美しさを競いません。
テクニックやセンスだけで判断しません。
選考基準は、どれだけ人を幸せにできるアイデアか。
社会をみんなが安心して暮らせるよう、変えていくためのコンペです。
市民の声から選ばれた今年度のテーマは「震災」「食」「自転車交通」。
これらの社会的課題を、是非、皆さんのアイデアの力で解決して下さい。
完成されたデザイン画でも、手書きのスケッチでも、言葉だけでも構いません。
幅広い年齢、職業の皆さんからの提案を全国からお待ちしております。
応募期間
2010年10月1日~11月30日
応募資格
企業、団体あるいは個人やグループ、年齢、性別、職業、国籍は問いません。
対象デザイン
課題解決に必要なプロダクト、サービス、場、仕組み、政策、空間、建築、ランドスケープ、まちづくり、グラフィック、ウェブなど領域は問いません。「自らの創造力で、社会課題の解決に挑みたい」という志ある様々なバックグラウンドの方のご応募お待ちしております。
賞金・副賞
入賞3点 各30万円
副賞として、応募者自らがデザインの事業化を希望する方には、以下3つの支援を行います。
・ベンチャーキャピタルによる起業支援コンサルティング
・神戸デザインクリエイティブセンター(仮称)でのオフィス提供
・hakuhodo+designによる基本デザイン(ロゴ、マーク、キャッチコピー等)の無償提供

※テーマに関わらず3つの入賞を決定いたします。
※賞によっては「該当作品なし」とさせていただく場合がございます。
※賞金には源泉所得税を含みます。
応募点数
特に制限はありません。応募1点ごとに、応募フォームを記入し、プレゼンテーションシートをアップロードしてください。
日程
デザイン提出 2010年10月1日~11月30日(当日中)
1次審査 2010年12月上旬
1次審査通過連絡 2010年12月下旬 ※通過者にご連絡
最終提案 2011年01月末
通過案の一般公表 2011年02月上旬
市民の声と投票 2011年02月上旬~
最終審査 2011年02月下旬
審査結果公表 2011年03月
審査方法

1次審査:デザイナー、研究者、行政関係者、企業人、NPOなど社会課題に関する様々な立場の審査員が以下の3指標より選考いたします。
最終審査:上記審査員評価と市民投票の合計で選考いたします。

審査基準 

本プロジェクトではデザインを以下のように定義しております。
「デザイン」とは問題の本質を一挙に捉え、そこに調和と秩序をもたらす行為
美と共感で多くの人の心に訴え、アクションを喚起し、
社会にムーブメントを起こす行為

それに従い、以下の3指標を評価基準とします。

1. 課題の本質的理解度
各テーマの背後にある社会課題の本質を掴むことができているか?

2. アイデアの創造性・審美性
人の気持ちを動かし共感を呼ぶことができる創造性、美しさがあるか?

3.アイデアの実現可能性

実際に社会で実現しムーブメントを起こせる可能性があるか?
審査員 (1次審査) 敬称略
安積朋子 t.n.a. design studio主宰/Royal College of Art講師 (自転車部門)
石川永子 ひょうご震災記念21世紀研究機構 (震災部門)
井上英之 應義塾大学大学院メディア・政策研究科
/ソーシャルベンチャーパートナーズ東京
岡本拓也 公認会計士/ソーシャルベンチャーパートナーズ東京
岡本知佳子 神戸市 耐震化促進室 (震災部門)
岡下篤司 NPO法人デジタルサーカス 理事長
筧 裕介 博報堂生活総合研究所/hakuhodo+design
齊木崇人 神戸市統括官/神戸芸術工科大学・学長
佐藤宜秀 UR都市機構/日本都市計画家協会自転車まちづくり研究会 (自転車部門)
清須美匡洋 九州大学大学院芸術工学研究院 (食部門)
高山裕美子 編集者/ジャーナリスト (食部門)
永井一史 hakuhodo+design/HAKUHODO DESIGN代表
本田亙 デザイン都市・神戸推進会議(神戸市デザイン都市推進室)
松添高次 デザイン都市・神戸推進会議(神戸市デザイン都市推進室)
宮前輝明 株式会社フェリシモ
矢崎和彦 「デザイン都市・神戸」推進会議議長/株式会社フェリシモ代表取締役社長
山崎 亮 株式会社studio-L代表