2017/11/16
プログラミング教育を防災に【震災+code】 高知県佐川町立尾川中学校にてキックオフ
社会課題をデザインの持つ美と共感の力で解決する issue+design(代表筧裕介)は、同代表がクリエイティブディレクターをつとめる高知県佐川町と連携し、プログラミング教育を通じ、防災意識を高め、知・徳・体にわたる「生きる力」を育む新しい教育プログラム【震災+code】を、2017年11月16日高知県佐川町立尾川中学校にて開始します。
本プログラムは、プログラミングの知識や技能の修得に加え、日本の社会課題の一つである「震災」をテーマにすることで、防災意識を高め、ワークショップスタイルによる「主体的・対話的で深い学び」の場を提供し「生きる力」を育むことを目的に開発されたプログラムです。
│背景│
2020年より順次導入される予定の、小中高校教育の基準となる「新学習指導要領(平成29年3月公示)」では、知識の理解の質を高め資質・能力を育む「主体的・対話的で深い学び」を提供することがテーマとして掲げられており、知・徳・体にわたる「生きる力」を子供たちに育むため、「何のために学ぶのか」という学習意義を共有しながら、授業の創意工夫や教科書等の教材の改善、を引き出していけるよう、全ての教科等を
(1)知識及び技能
(2)思考力、判断力、表現力等
(3)学びに向かう力、人間性等
上記3つで再整理することを定めています。同要領では「情報活用能力(プログラミング教育含む)」も重要項目として明示され、次世代教育の分野でその重要性が高まることが見込まれています。
またテーマには、南海トラフ地震予知に代表される大規模自然災害という、日本が抱える大きな社会課題を設定し、真の意味での「生きる力」を育むことにフォーカスしました。
【震災+code】は、こうした新しい学習指導要領と、生活する上で切っても切り離せない社会課題に対し、主体的・対話的で深い学びの場を提供することで、「課題解決型人材」の育成を目指し開発されました。
│高知県佐川町立尾川中学校での取り組み│
本プロジェクトのキックオフとして、2017年11月16日、高知県佐川町立尾川中学校2年生を対象としたトライアル授業【震災+code】を開催いたします。同中学校では、平成30年度も、50分10コマの授業実の施を予定しております。トライアル授業の模様は後日レポートという形で発信していく予定です。